wind-troupe/風組’s blog

斬新な形で宝塚にハマり、普通とはなんだか違う角度から宝塚を楽しむ竜宮子のブログ★小学校・野球、中学・バスケ、高校・ソフトボール、社会人・バレー/ボード/空手。車・バイクも好き。という、宝塚の「た」の字もない人生からの劇的な出会い★日々宝塚♪時々ただのアホアホ日記♪

鋼鉄の涙腺の持ち主が、はたして星逢一夜で泣くのだろうか…

星逢一夜のBlu-rayをじっくりと見ました。

ツラい。切ない。悲しい。
でも、どこか暖かくなる。
言葉では表せない繊細な物語、星逢一夜。
プロローグからエピローグまで、物語の流れに全く違和感がなく引き込まれる。上田先生に全国から拍手喝采ですよね (^o^)/

「ハンカチ3枚必要!」「バスタオルが必要!」「目から下の化粧の意味はない!」「終演後は立ち上がれない人が続出で、退団公演みたい!」などなど、観劇者の方々のただならぬ感想から感動のハードルが相当上がった星逢一夜。

ちなみに…
私は映画やドラマで泣きません。感動はするんです。でも「結局は作り話でしょ」と冷静に一歩引いてしまうのです。鋼鉄の涙腺の持ち主・宮子。

でも、ドキュメンタリーや身の周りで起きたことについては泣いてしまいます。泣くなんてものではなく号泣 (^_^;)
友達の結婚式や、強かった祖母が倒れただけ(死んでない)で号泣。命には別状がなかったので、両親に任せて私は出勤。でも動揺が治まらず、事務のY先輩を見た瞬間に泣き出しました。あまりの泣きっぷりに、別室まで連行されるという (^^;

そして私は、普段仕事で50分単位で動いています。何年もそのペースで動いているため、観劇時も家でのBlu-rayでも50分くらいで集中力が一旦切れます。

そんな「作り話90分」に対して、集中力が切れずに涙を流すのか!?


ということで、ブックレットの裏面「ラ・エスメラルダ」のチギさんのイケメンっぷりにクラクラしながら再生ボタンを押し、まず目に飛び込んできたのは!?

宝塚歌劇 雪組公演」

縦書きなだけでテンションが上がる。笑

①プロローグ。
優しくも儚さ切なさ満載のメロディに乗せて、同じく儚げな蛍の光のようなライト。
2回目以降のお客様は、もうここで涙腺崩壊らしいですね。わからないでもない。でも私はまだ泣かない。


②出逢いの時 ー幼少期ー
着物の丈が微妙で、普段なかなか見ることのない男役さん達のフクラハギにドキドキする。笑
子供達の人の話を聞かず叫ぶような会話、ギャーギャー感がリアルで微笑ましい。

チギさん演じる紀ノ介は「一揆」を知らず、大事な事は誰も教えてくれない、帰りが遅くなって本当に心配する人はいない、とちょっとふてくされた場面…
藩主の息子としてのプライド、でも相手にされていない寂しさと苛立ち。さらに村の子供達とも立場が違うため、それまで1人で星を見上げていた寂しさ。それが痛いほど伝わってくるセリフでした。

上田先生は本当に平成の方?まるで江戸時代を生きた方のようです。


③3年後 ー別れの時ー
親を一揆で亡くした子供達。現代人ではわかりきれない悲しさと寂しさ、どうすることもできないもどかしさと悔しさ。
しかし、櫓から星を見上げていた時だけはそんな葛藤を忘れ、星のようにキラキラと輝いている未来を夢見て過ごしていたのでしょう。

そして、紀ノ介は天野家の跡取りとして江戸へ。仲間達との別れの場面も涙を誘いますね。特にデッカイ泣き虫・ちょび康の素直な感情表現と泣き方。
寂しかったら泣けばいいさ。


④7年後の星逢祭り ー青年期ー
トリデンテの3人以外も、村を背負って立つ立派な青年になっている。やる事やってるちょび康。おぉーっと、すみれコード?笑
↑それなら、源太に遅くなってもいいと言う母上ミトさんもすみれコード?笑

再会した紀ノ介と泉。胸の奥にしまっていた思いが溢れ出す。それを感じて泉を譲る源太。源太だって7年間、いや、それ以上前から泉が好きだった。(はず)
それぞれの思いを通すのではなく、相手を思いやっての人生再出発。


⑤10年後 ー男同士の勝負ー
死ぬまで戦うと決めている源太。それを受け止め斬った紀ノ介。晴興としてではなく、紀ノ介として。
自分の刀を源太に渡し、自分は鈴虫の刀で戦う紀ノ介。そこに「男」を感じました。

あそこで泉が止めなくて良かった。あそこで止めていたら、源太のプライドは体に受けた傷以上に傷付いた。
泉を止めているヒメさんも泣いていて、出演者さえ泣かしてしまう星逢一夜。改めて深さと凄さを痛感しました。


⑥反則のエピローグ
もう戻れないからこそ輝きを増すあの頃…

普通の人なら、あれでハンカチ1枚ですね。


その他として。

○幼少期、源太と泉がセットの草を飛び越える場面。運動部じゃない感に萌え。見ていて「ヨイショ」って言いたくなる。笑

○鈴虫がおりさんが白夜のテッシンなとりさんくらい、渋くていい味出してる~。
ちゃんと紀ノ介を見張ってないところに情を感じる。

江戸城近くの橋の下の場面。6名の娘役さん達の妖艶さにゾクッとする。
きゃびぃさんは、紀ノ介の母上としても凛として聡明さが感じられて素敵。頭の良さは身分ではない。

○秋定翔君とれいこちゃんの目力が凄い。

○源太と泉の、長年連れ添った夫婦感が凄すぎる演技。どこに行っていたのかの質問をやや無視な源太。悟る泉。リ、リアル。

○貴姫は、晴興の出世の為と結婚したものの晴興を本当に好きだったんだろうな。だからこそ泉を忘れられず目を背けて仕事に没頭する晴興を、強くは責められなかったんでしょう。切ないぜ。

○要所要所の「歌の場面」で「これは宝塚の作品だ」と思い出しましたが、お芝居を見ていると宝塚を忘れてしまう程、いい意味で宝塚らしくない現実的な公演でした。


それで、鋼鉄涙腺の私が泣いたのか…?

ウルッときました (;_;)
目から涙が溢れることはなかったけれど、ウルウルきていました。鋼鉄涙腺の私がウルッてことは相当なことですよっ!普通の人なら号泣ですね。
もう1回見たら多分泣けます。


最後に。

ここまで日本中を泣かせた星逢一夜。全員が私利私欲で動いてない。自分のためでなく誰かのために…

晴興は国のために厳しい改革を進め、源太は泉のために紀ノ介に泉を譲り、子供の未来・村の未来のために戦い、泉は弟や子供達の為に生きる。
だから、みんな強くて優しいんだ。
星逢一夜の半分は優しさでできています。
泣けるわけだね~。

もし私が学校の先生だったら、間違いなくこれを生徒に見せます!そして、宿題は感想文!感想文の質によっては書き直し。笑

それくらい、人のために生きること、人を思いやること、どんなことがあっても腐らずに生きていこうとする強さと明るさ、命の大切さを学べる作品だと思います。

星逢一夜に出逢えて良かった。
今後も繰り返し見続けます (^o^)v


追伸。

紀ノ介と源太だったら、断然源太派の私。カリスタでもカルロよりロベルト派の私。村の男感・島の男感が好きな私。
星逢一夜も「ベルサイユのばら~〇〇編~」のように、違う角度からのお話を作って欲しいです!

「星逢一夜~源太編~」

源太主役の源太目線の星逢一夜。もちろん源太はだいもん!絶対泣ける~!
どなたか上田先生に頼んでくださーい!笑


おわり